某ヴォーカリストさんによりますと、歌う時は下半身をコチンコチンに硬く固めないようにするそうです。
あ、 「コチンコチンに 」という表現は使いませんでした。失礼しました。
ヴォーカリストは体のどこかが緊張や興奮?などにより硬くなってしまうと良くないそうです。
なので下半身だけではありませんが余計な力が入らないようにするのです。
これは関節や筋肉などに微妙な遊びを作っておくという事にもなりそうです。
ところで、野球の外野手、テニス、バレーボール、バドミントン、卓球、サッカーなどの選手がボールを待ち受ける時は瞬時に動けるように遊びを作っているかと思われます。
スキー・スノボなどの基本姿勢も決して下半身を固める訳ではありません。
とにかくそれらのニュートラルな基本姿勢の時にはヴォーカリストのように「あ~」とか「ふ~」とか何か歌声もしくは声を出す、あるいは息だけでも吐く事で余計な硬直がほぐれるでしょう。
それにより自重が地面に素直にダイレクトに乗っかりますので、動く際の軸足が空振りしたり滑ったりするようなロスがなくなりパフォーマンスの精度も上がるはずです。
剣道では試合で見合った時に「気合い」を入れる為に声を出しますが、それにより緊張や硬直を招くのではなく体をリラックスさせてパフォーマンスの精度を上げる効果もあるという訳です。