ほとんどの地上でのスポーツは重力のある地球上で行なわれる事が一応大前提でしょう。
なのでバランス能力を高めるトレーニングをするに越した事はないはずです。
とっ、ところが、このカルペディエムブラジリアン柔術、あるいはブラジリアン柔術という武道の試合を見て下さい。
男性がもう1人の男性のオッパイ?と言うか胸部に顔を近付けっ放しでずーっと二人が抱き合っているような合体したがっているかのような妙な体制のママ、いや、まま、でとにかくほとんど二人共寝たママ、いや、 ままなのです。
甘い香りのガムを噛んでいるとか、コロンを脇の下から匂わせているのかどうかはわかりません。
異常な位しっかりと体を寄せ合っています。
しかも相手の服を脱がそうとしているようにも見え、実際に襟ははだけています。
もしかして下も脱がすのもOKなルールなのか?
「あーこれは男女混合マッチなら俺もやりてー」などという不埒(ふらち)な事を考えてはいけません。
ブラジリアン柔術という武道は寝技(ねわざ)主体の格闘技なのです。
「寝技 (ねわざ) 主体いいねー俺もやるぞー」などといつまでも言わない。
本当に厳しい鍛錬の積み重ねによりこのような拮抗した試合展開になっているのでしょう。
とにもかくにもこれだけ寝てばかりいるなら脚部を使ってバランスを取る必要はほとんどありません。
ただ、 ブラジリアン柔術だけでなく立ってバランスを取る目的では脚部を使わないカヌー、ヨット、水泳などのスポーツでも、体勢や位置という空間認識やスピン動作等の為にバランスの状態を感知する能力は当然必要と言えます。