平衡感覚を向上させたりバランス能力を高めたりする意味でのバランストレーニングは、基本的に他のトレーニングと矛盾したり他のトレーニングを否定したりする物ではありません。
同じ種目でも指導者によって指導内容や理論に違いがあると、指導者間や選手との間に不信感などが発生しどちらかが否定されたりする事になったりして、最悪の場合そのスポーツが嫌になって泣く泣く引退する羽目にも遭います。
実際に東京2020オリンピック代表の寺田明日香氏の場合は様々な葛藤や紆余曲折があり、他人事ながら気の毒に思えると同時にただ事ではない多くの試練に打ち勝ってきた強さには感服するしかありません。
とにかく、バランストレーニングはほとんどすべてのスポーツの基本となるトレーニングであり、本来は誰もが最低1度は取り組んでおくべきです。
それによって本人の運動能力のベースとなる部分を高めておく事で各種目のレベルも高まる方向に向くはずで、各種目のトレーニングにマイナスになる事はないはずです。
マイナスになるとすれば時間や労力などの配分をバランストレーニングに多くかけ過ぎる場合だけでしょう。
それにしてもスキーの場合、指導者のお手本の後で1人ずつ同じ格好を真似して滑るだけの練習をしているグループが多い気がしますが、バランス能力が劣っているといくら真似したくてもうまくできないのです。
スキー場以外の場所やオフトレでバランストレーニングのメニューを多く加える事によって、滑りの練習を犠牲にせずに上達できるはずです。
だから、バランスー語録34.として「一輪車やスラックラインをせずにスキーが上手くなりたいなどと寝言を言ってる奴ははっ倒すど!」と叫びたくなるんです。