「バランスをとる☓」
〈難題〉バランスはとらない?リズムを生み出すバランスとは!【きしぞえ哲也ゴルフレッスン】 岸副哲也ゴルフTV という動画があります。
それによると、バランスを取り過ぎると、リバースピボットになり体重移動ができないので、あえて軸をずらさず、バランスを崩しての体重移動がベストなリズムを生み出す、との事。
あえてバランスを崩すなんてまずいのではないか?とも思いたくなりますが、実はこれはスキー・スノボにも通じる話なのです。
スキー・スノボで急斜面を滑り降りる際に転ばないようにしっかりバランスを取ろうとする余り、腕の構えや背中の前傾角度やひざの曲げ角度などが崩れないように身体をなるべく固めたくなるのです。
そういう動きを「ブロックする」「ブロッキング」と言いますが、これが問題です。
そもそも滑走中は一瞬一瞬がそのまま静止していられない不安定な体勢で、その連続によって進んでいますので、不安定→少し安定→不安定→少し安定を繰り返している感じもします。
特に急なコブ斜面での小回りターンではコブの頭から谷へ降りる時に足元よりも上半身が前方に先に進んで思いっ切り不安定な瞬間を通過しなければなりません。
その時に腕の構えや背中の前傾角度やひざの曲げ角度などを固めて安定させようとするつもりになっても、実際はスキー・スノボの角付け・荷重・回旋が思い通りにできなくなります。
コブの頭から谷へ降りる時に上半身を固めるのではなくリラックスさせたまま一旦不安定期を作ってから、コブの頭に向かう時期に少し安定期を作るようなやり方の方が結果的には安定するという訳です。