小回りターンでコブ斜面を世界一上手く滑る選手はここにも映っています。
モーグルたざわ湖大会 中村光彦
その滑りをじっくりよ~く見て「分析」すると、どのようにスキーの上に乗っているのかがわかってきます。
その1つは、両スキーに比較的同じ位荷重して同時に回す「同時操作」に見える事。
もう1つは、足裏の前か後ろのどちらかに荷重が偏っていたり前後に移動していたりせずに、足裏の真ん中辺り又は全体に常にうまく乗り続けているように見える事が挙げられます。


そして、それを裏付けるかのように2019年SAJ全日本スキー技術選チャンピオンの武田竜選手も足の裏全体に荷重しているように語っています。
ただし、正直に本当の事を白状しているのかどうかはわかりませんが・・・。
いづれにせよ、スキーの上で最もバランスを崩さずに済むやり方を体得していると言えるはずで、それが結果的に現れていると考える事ができます。
ロングターンの場合は荷重を前寄りから後ろ寄りに移動する事がよく言われますが、動きの速い小回りターンでは、短時間にその動きを連続して行なうのはプロでも難しいのだろうと思われ、特にコブ斜面では尚更でしょう。
とにかく良い状態に乗り続けられるバランス能力が不可欠なので、そのトレーニングを十分に積む事が必要と言えます。