ウォーキングを先生に習うと踵から着地するよう指導される場合があります。
それに対して逆につま先から着地する方が良い、という説もあります。
高性能な靴さえ履いていればどちらでも良さそうにも思えますが人によって骨格や筋肉にも差異もがあり、自分がどちらに適しているのか一度はしっかり確かめておく必要もありそうです。
しかし、私は下のいくつかの動画でも言われているように踵着地は良くないと思います。
「踵着地では縄跳びはできない」という説明の通り、やはり飛び跳ねたりした時に踵着地では衝撃が強く、膝や腰に悪いと実感するからです。
ランニングに関しても、中長距離走の場合「前足部接地でケガのリスクが下がる」という解説が筑波大陸上競技研究室の協力により示されています。
それについてベースボールマガジン社「陸上競技マガジン」2020 9 より以下に一部引用します。
~この研究には計52人の男女の大学生、中・長距離ランナーが参加し、それぞれの接地様式を調査しました。さらに、1マイル走行あたりの負傷の種類、重症度、発生率を過去にさかのぼって調査し、それらを定量化しました。
(途中省略)RFS(Rear Foot Strike 後足部接地 )のランナーは、FFS(Fore Foot Strike前足部接地)のランナーよりも、約2倍の反復性ストレス損傷(足底筋膜炎、シンスプリント、腸骨帯症候群、膝蓋大腿部痛症候群、アキレス腱傷害など)を受傷していました。(以下省略)
(以上、引用終わり)
ただし、ただ立っているだけのような静止したままの時は踵に多く荷重しても大丈夫かも知れません。
又、スロージョギングのようなゆっくりした走りの場合は踵着地がベストと言われます。
尚、4スタンス理論という理論もあり、やはり個人差によって踵寄りの方が調子の良い人とつま先寄りの方が調子の良い人に分かれるようで、それを知らずに逆の指導をされ続けると逆効果になったり最悪の場合は故障の原因にもなるようです。