SAJ全日本スキー技術選手権3連覇と同スキー技術選手権&国体スキーGSLの両方の優勝を同じシーズンに成し遂げた武田竜選手はサッカー少年でもあったとの事です。
全日本モーグルチャンピオンだった芳沢秀雄選手、プロスノーボーダーの 石川敦士 氏もサッカー部員でした。
スキーとサッカー(フットサルを含むフットボール)は、掃除用校歌ではなく相乗効果(シナジー)が∞(無限大)と言ったら大袈裟としても、かなりあると断言できます。
その理由として、両方の共通点を挙げてみます。
1.脚部をメインに使う
スキーもサッカー(フットサルを含むフットボール)も下半身又は脚部をメインに使う言わば「足技」のスポーツという面があります。
2.足の角度などの細かなコントロール能力が必要
スキーではエッジングの角度やトップを上げ下げする角度などをコンロールする必要があります。
サッカー(フットサルを含むフットボール)でも歩いたり走ったりする他に、ボールを操る為に足の角度を変えたりつま先を上げ下げしたり曲げたりするなど多様なコントロールをする必要があります。
この動画のように足を驚異的なまでに微細にコントロールできるようなら、スキー操作などにも当然良い影響を与えるはずです。
3. 足裏(あしうら)感覚が重要
脳から最も遠い足裏(あしうら)の感覚を研ぎ澄ましている事が必要です。
4.不用意な転倒をしない安定したバランス能力が必要
スキーでもサッカー(フットサルを含むフットボール)でもバランスがしっかり取れて安定している方が見た目にも実質的にも優れたパフォーマンスが行なえ、不用意な転倒は失点や敗北に繋がります。
5.瞬発性の運動
スキーでもサッカー(フットサルを含むフットボール)でも1つのそのある運動を数分以上の長時間連続して行なう事は疲労などのせいであまりできず、いづれも比較的短時間の瞬発性の運動で成り立っているように思われます。
6.スピード感覚・動体視力が重要
いずれもスピードのある移動の中で正確な感知と対応動作が必要です。
特にスキーはスピードを出し易いので運転免許取得以前の若年層はスキーによってスピード感覚を養えます。
7.距離感覚・方向感覚・空間感覚が重要
サッカー・フットサルなどでは足とボールやゴールやラインや選手などとの距離を瞬時に正確に把握して体をそれに正確に対応しなければなりません。
スキー・スノボでもレーシング(競技)やジャンプやモーグルやジブアイテムなどを使う種目の場合は特にそれらと体との距離感覚が重要です。
8.タイミング感覚が重要
6.と重なる要素でしょうけれど、サッカー・フットサルもスキー・スノボも動作のタイミングが極めて重要です。
Jリーグの試合を見ただけでも本当にほんの僅かのタイミングのズレで得点や失点になり、スキー・スノボも0.01秒の差でも優劣を付けられてしまいます。
8.記憶力、予測力等知的脳力が重要
多くのスポーツと共通していますが脳が最大限に覚醒し活性化していないと満足なパフォーマンスを行なえません。
サッカーやスキーなどはウエイトリフティングや弓道などに比べて極めて運動などの要素が複雑かつ多面的でもあり、脳の働きが一層重要になります。
これらの件に関しては以前からも指摘されており、サッカーが上手くなる為にはスキーをやった方が良いと言われています。↓
http://img01.ecgo.jp/usr/okayama-ymca/img/171128123508.pdf
引用元 公益財団法人 YMCAせとうち 信愛ファミリーサポートステーション
↓ このサッカーコーチもスキーに無関心ではない事がわかります。
https://ameblo.jp/jogarfc/entry-12556302127.html
↓ この監督も。
ただし、プロサッカー選手の場合は骨折等によってメンバー落ちする選手が出ると戦力低下や本人の減収になったりするリスクを考え、スキー・スノボをしない選択が取られるようです。