バランスと言われると機械体操の平均台のような物が最もイメージし易そうですが、実はあらゆるスポーツにバランス能力は関係します。
一般にはそれ程知られていないのかも知れませんが、球技でもバランス能力は非常に重要です。
その中でもバランス感覚が超絶に必要なスポーツはサッカーでしょう。
例えばこれらの動画でも解説されています。

まず、プレー中は相手が転倒しても自分達は転倒せずにボールをキープしなければなりませんので、不用意な転倒はできません。
又、ドリブルでつないで相手の壁を突破するには相当の運動能力が必要です。
ですから、選手の身体機能の中に高いバランス能力が求められて当然と言えます。
バランス能力のトレーニングとしてはバランスボール、バランスボード、自転車、一輪車、スラックライン、インラインスケートなどがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=msC2snZ7iOo&feature=emb_logo

その他に冬季のスキーでの小回りターン練習も効果的と思われます。
小回りターンの動画を見れば、上の「片足でのボディバランスを高める練習」との類似性が見て取れます。
スキーの場合は足がつるつると滑ってしまう中でバランスを取らなければならないので、一層の対応幅が必要です。
https://youtu.be/3GBrofTyrDshttps://youtu.be/3GBrofTyrDs

これらは反復横跳びとも似ています。
更にはスキーでモーグルのように凸凹の起伏だらけのコブ斜面を滑走する練習により、一層のバランス能力アップが図れます。
https://youtu.be/polztgpr-UQhttps://youtu.be/polztgpr-UQ

もしもサッカーの能力が同等の2人の選手がいた場合、1人はスキーも上手くてもう1人はスキーで転び易いとしたら、監督は当然スキーも上手い方を選ぶはずです。
サッカー選手ならばスキー位はできて当然と思われている節もあるでしょう。
アウトロール・ダブルタッチなどドリブルの多くの動きにはスキーの小回りターンと同様の重心移動感覚や体軸の使い方が含まれています。
より精度の高い安定したパフォーマンスを行なう為には、幅広い対応力のある高いバランス能力を養えるスキーなどを取り入れる事は有効でしょう。
ただし、プロサッカー選手の場合は骨折等によってメンバー落ちする選手が出ると戦力低下や本人の減収になったりするリスクを考え、スキー・スノボをしない選択が取られるようです。